【目次】
大会について・自己紹介
パーティ・メンバー
どんな構築?
構築経緯
個体解説
重いポケモン
戦績
(宣伝)と謝辞
【大会について・自己紹介】
10月10日から開催されていたしっとさん主催の「秋のトリプル運動会」に参加した。
この記事は大会で使用したパーティを解説する。
大会は3人1組でチームメイトとのポケモンの被り禁止がルールとして課されていた。
大会開始時点で筆者のトリプルバトル対戦経験は3週間に届かないくらい。レートをやっていたと思しきベテラン2人に初心者が1人が混ざる形に。
参加が決まった頃に、中央のポケモンがムーブを使えないことを知った程度には経験値がなかった。
【パーティ・メンバー】
ヒードラン@いのちのたま
ニンフィア@こだわりメガネ
リザードン@メガY
霊獣ランドロス@こだわりスカーフ
クレセリア@オボンのみ
ハリテヤマ@ラムのみ
ニンフィア@こだわりメガネ
リザードン@メガY
霊獣ランドロス@こだわりスカーフ
クレセリア@オボンのみ
ハリテヤマ@ラムのみ
【どんな構築?】
(トリプル・ダブルの経験値がある方は知っている話なので、読み飛ばし推奨)
晴れ高種族値スタンダードのよくある並びの一つ。
攻撃の相性補完に優れたほのおタイプとフェアリータイプの範囲技で攻めるのが基本戦略。ヒードランもしくはリザードンとニンフィアが並び、同時に「ねっぷう」と「ハイパーボイス」を撃てる盤面をつくれるのが理想的な状況だと理解している。
ほのおタイプとフェアリータイプの並びは、グラードン/ゼルネアスやリザードン/カプ・テテフなど、他のルールでも活躍し実績を残している。
【構築経緯】
チームメイトが雨を使うので使えない点や、7世代ダブルで準伝説入り高種族値スタン(ガル・ランド・クレセ・ドラン・レヒレや、リザ・ランド・クレセ・ドラン・レヒレなど)を使った経験があり性能への理解がある点から、霊獣ランドロス・クレセリア・ヒードランから組み始めた。
メガ枠はガルーラではなくリザードンを使うことにし(経緯は忘れた)、攻撃の相性補完に優れるニンフィアとサポート枠のハリテヤマを採用した晴れスタンダードに落ち着いた。
個体については、立ち回り勝負になると経験値が劣る分不利になると想定。
有利な状況での勝率を上げることを意図し、切り返しを許さない火力を押し付けることを念頭に置いた。
具体的にはヒードラン・ニンフィアに火力を上げるアイテムを持たせ、クレセリアが補完攻撃役として機能するようCに振って「れいとうビーム」を採用した。
リザードンはパーティを水技からまもり、ヒードランの火力を上げるサポーターとしての機能を重視して無闇に打ち合わず大事に扱ったほうがパーティが機能する。
【個体解説】
ヒードラン
いのちのたま、CS基調の調整
ねっぷう・ラスターカノン・だいちのちから・まもる:
パーティの主砲。
中央で晴れ「ねっぷう」をしている時の制圧力には惚れ惚れしてしまった。
火力に回しているので、トリトドンを「だいちのちから」+ハリテヤマの「インファイト」で倒せる。
ニンフィアを受けるために出てくるはがねタイプへの交換を読んで、ニンフィアの隣に交換で出すと強く出られる。
ニンフィア
こだわりメガネ、Hbc
ハイパーボイス・ムーンフォース・サイコショック・でんこうせっか:
二本目の主砲。
評判通り強かった。相手に入るダメージの計算が立つ、ポケモン・バトルは楽しい。
リザードンの「おいかぜ」を切ったので、Sに振らなかった。
「ハイパーボイス」と「ムーンフォース」しか撃たなかったので「でんこうせっか」は「はかいこうせん」か「めざめるパワー(地面)」でも良いかもしれない。
(今回は個体を用意できなかった)
リザードン
メガY、耐久振り
ねっぷう・かえんほうしゃ・エアスラッシュ・まもる:
火炎放射器枠。ヒードランとニンフィアが主砲なのに、リザードンが火炎放射器枠なのはリザードンの誇りを傷つけそう。
ヒードランは「だいちのちから」でもギルガルドを攻撃できるので、ほのお技の単体打点はリザードンにまわし「かえんほうしゃ」を採用。
不意に対角から攻撃できる「エアスラッシュ」を入れてみたが、練習を含めて刺さる場面がなかった。バンギラスへのカウンター・ウェポンになる「きあいだま」か水タイプへのダメージを期待できる「ソーラービーム」の方がよさそう。
繰り返しになるが天候機動要員はサポーターだという認識に基づき、3-4割アタッカー・6-7割サポーターとしての機能を期待すると、上手くパーティが回る気がした。
フリーで練習していた時、初手に置くと「ちょうはつ」や「よこどり」を相手が打ってきてくれることがあった。一番強かったのは、第5の技の「おいかぜ」かもしれない。
霊獣ランドロス
こだわりスカーフ、Ads
じしん・いわなだれ・ばかぢから・とんぼがえり:
疑似的な速射砲。耐久と速攻性を兼ね備える。
中速から低速(100族から50族)に偏っているパーティのすばやさを補う枠。だったら、最速の方が良かったのではないだろうか。
安直に「とんぼがえり」を選択すると、交換先のポケモンが余計なダメージをもらい敗因になることがある。捨て気味に撃ち合うどうかの判断が難しい。
終盤に「ワイドガード」で詰まないために「ストーンエッジ」が欲しい時もあった。
クレセリア
オボンのみ、HC基調の調整
サイコキネシス・れいとうビーム・トリックルーム・にほんばれ:
工兵枠。味方が動きやすい状況を整えつつ、攻撃にも参加する。
ニンフィア以外にボーマンダに大ダメージを与えられるポケモンが欲しいと感じCに振って「れいとうビーム」を採用。
ただ中盤までに削ってしまうと、終盤にボーマンダと打ち合えるHPが残らないので、当初の意図とは噛み合っていないポケモンなのかもしれない。ランドロスを縛ることで、ヒードラン・リザードンをランドロスの攻撃から保護するのにも使える。
「にほんばれ」の枠は、「てだすけ」や「スキルスワップ」、「ひかりのかべ」も候補に上がる。にほんばれは相手次第でくさる一方、他の天候パーティ相手への立ち回りが楽になる。
「てだすけ」は縛られている場面でも使え、中央に置けば強化するポケモンを選ぶこともできる。
7世代ダブルと異なりかくとうタイプが多いので、エスパー技が通るのが新鮮だった。
ハリテヤマ
ラムのみ、最遅Abd
インファイト・ねこだまし・フェイント・ワイドガード:
歩兵枠。砲塔なしで近接戦闘を仕掛けていく。一応言及しておくと、現代の戦車部隊には歩兵も組み込まれている。
どの技を撃つか一番悩まされた。
「ねこだまし」を撃つか「フェイント」を撃つかの読み合いが発生しがち。(相手の選択が「まもる」以外なら「ねこだまし」、「まもる」ならフェイントが正解)
「ワイドガード」は状況によっては、ランドロスの「じしん」から味方のヒードランやニンフィアを守るために使うこともできる。
序盤で失うと相手の「ワイドガード」で詰みかねない一方、終盤まで残しても技範囲の狭さでダメージレースに参加できないことがあり(具体例はゴチルゼルとモロバレルと対面している時)、試合の中でどういった役割を持たせるかの判断の難易度が高かった。
「はたきおとす」かいわタイプ技などのサブウェポンがないと、放置されやすいとも感じた。
このパーティは範囲技への依存度が高いので、入れ替えるならフェイントよりワイドガードだろう。
【重いポケモン】
耐久のある水タイプ:スイクン・ミロカロス・ニョロトノなど。範囲技を連打しても、まず1ターンで倒せない。大会後にフリーで当たったスイクンに好き放題、仕事されてしまった。リザードンに「ソーラービーム」を入れる選択肢に気づけていなかった点がふがいない。
シュバルゴ:ニンフィア・クレセリア・ヒードランを一撃で倒せる。こちらのパーティにシュバルゴを一撃で倒せるポケモンが2体いるにも関わらず、暴れられるように立ち回られると厳しい。
【戦績】
6チーム総当たりの予選ブロックで個人2勝3敗。
綿密に練られたギミック・パーティの洗礼を受けたり、攻撃が6段階上がる(ダブルなら「ふくろだたき」一回で最大4段階上昇)叩きパーティの洗礼を受けた。チームも2勝3敗だったが、一つ勝敗がひっくり返っていれば2位で予選を抜けられていた。
【(宣伝)と謝辞】
構築紹介などをしているウェブ・メディア「APPDATE」に記事を載せてもらったので、リンク先に飛んでもらえると嬉しい。スポーツ観戦感覚でポケモンの試合を観ている経験を生かし執筆した。
「【コラム】ポケモン対戦や大会配信をもっと楽しめる!ポケモンの対戦実況でよく使われる英語のフレーズを紹介するよ!」
大会に参加したのは約2年ぶり。おかげさまで久々に緊張感のある試合ができた。
最後にチームメイトのRobeさんとチャコールさん、運営のしっとさん、対戦相手のみなさん、ありがとうございました。(情報源となってくれた動画投稿者や構築記事執筆者、加えて個体交換してくださった方々も!)
(表記やリンクなどに問題があれば、お手数ですがTwitter @chigusa_amane39 までご連絡ください)
了
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